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“最速で壁にぶつかれ”北海道内定者が語る、北海道就活生の勝ち方

「地方学生は就活で不利」「特に本州でもない北海道の学生はなおさら」

夏も終わりに近づき本格的な就職活動をひかえた今、このようになげく北海道の学生は少なくない。

事実、会社説明会やインターンなどのいわゆる“就活イベント”は東京や大阪など都心で開催されることがほとんどだ。自分の志望度の高い企業の説明会が近場で開催されないなんてことはざらにある。

では北海道の学生は本州で戦えないのか?

安心してほしい、そんなことは決してない。

北海道の学生には北海道の学生なりの戦い方、『心得』がある。

本州で戦い、第一志望の企業から内定を獲得した北海道の学生2人にインタビューした。

(取材:三浦拳利・文:黒瀬元紀)


[小澤虎太郎(おざわこたろう)]小樽商科大学商学部4年生。生まれも育ちも北海道。学生時代はアルバイトに明け暮れていた。3年生の5月から本格的に就活を始める。



[黒瀬元紀(くろせもとき)]北海道大学法学部4年生。岡山県出身で大学進学を機に北海道へ来た。学生時代はサークル活動に注力していた。就活を始めたのは3年生の12月で、インターン参加経験はなし。


三浦:二人が就活をしていて「北海道の学生って不利だな」って感じた瞬間はあった?

小澤:インターンを探していた時かな。行きたいインターンがだいたい東京開催で、交通費の支給がないところには自腹で行くしかなかった。

黒瀬:めっちゃわかる。俺、はじめはテレビ業界を志望していたんだけど、説明会や選考はほとんど東京開催だったよ。

小澤:あとは、本州の学生との「経験値の差」。東京には「大学2年生の時からスタートアップ事業に携わってきました!」って学生がたくさんいて。夏インターンの時は全然かなわなかった。

黒瀬:就活に対するスピード感が全然違うよね。早い段階から経験を積んでいるぶん、選考会のGDで一緒になった時に“考えている量と質”の差を痛感した。



三浦:なるほど。交通費などはもちろん、そもそも学生が就活について考える機会が本州の方が圧倒的に多い、と。

小澤、黒瀬:そういうこと!

三浦:他に「北海道の就活あるある」はあるの?

小澤:交通手段が天候次第なところかな。雪で電車が止まったり、台風で飛行機が欠航して選考会に行けなくなったり。

黒瀬:そうそう。あと雪の上を就活の革靴で歩くと、めちゃくちゃ滑ってタップダンスみたいになる(笑)

小澤:え、それ黒瀬君が歩くの下手なだけじゃない?

黒瀬:え、滑らない?

小澤:全然。

黒瀬:すみません、僕のスキル不足でした。

三浦、小澤:(笑)



三浦:北海道の学生はやっぱり「不利」なイメージになるけど、二人はその状況をどうやって乗り越えたの?

黒瀬:物事を逆算して考えてた。

三浦:というと?

黒瀬:要するに、選考会や説明会への準備を徹底してた。「東京には何度も行けない」から、東京で過ごす一日一日の密度を濃くしたくて。

たとえば、選考会で東京に行くことが決まっている日があるとするじゃん。そしたらその日の空いている時間帯に別の企業の選考会やOB訪問を入れるようにしたりね。

説明会でする質問も、ずっと考えてた。

小澤:俺はとにかくやれること、できることは全て取り組むようにしてきた。例えば交通費を浮かせるために、「面談をSkypeでできないか」交渉してみたり。ESもとりあえずたくさん書いて出して、どういうESが通るのか考察したり。



三浦:3年生の9月ごろは何してた?

小澤:夏インターンを受けてたかな。大学の友達はあんまり受けてなかったけど。

黒瀬:俺は、がっつりサークル活動(笑)就活に対する漠然とした不安はあったけど、「まだ大丈夫かな」ぐらいの気持ちでいたな。インターンにも参加しなかったし。

三浦:二人ともまったく違うな!

9月を振り返って良かった点、反省点はある?

小澤:良かった点は、インターンに行くことで早い時期に挫折できたことかな。

正直、バイトや部活をしてきて自分の人柄には自信があったんだよね。でも東京のインターンに参加して、人柄が良くてかつ頭もキレる人がたくさんいることを知った。俺はそのとき頭を使って考える力が足りなくて、何もできなかったんだ。

怖かったけど、自分の現状に危機感を感じられたから良かったよ。

黒瀬:俺が初めて壁にぶつかって出鼻をくじかれたのは2月のテレビ局の選考で落ちてしまった時だったから、もっと早く壁にぶつかるべきだったと思う。

人は現状に危機感を持ってはじめて成長できるから

小澤:そうだな。

三浦:それでは最後に、全国の就活生に対して一言お願いします!

小澤:「思い立ったら即行動」してほしいです!「周りはしてない」って思うかもしれないけど、早く動いて損はしないはず。動くなかで、いろんな選択肢を見てほしいと思います!

黒瀬:「地理的な距離」が「企業への想いの距離」にならないでほしい!“想い”は必ず力になる。壁にぶつかっても、自分の想いを忘れず行動し続けてください!




[ライター紹介]黒瀬元紀:北海道大学法学部4年生。 2019年春にサイバーエージェント入社予定。“お笑い”を愛し、暇さえあれば漫才やギャグを作っている。人生の夢は「世の中が笑いで溢れるようなエンタメコンテンツを生み出すこと」。

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