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「グローバルスタンダードの与信をつくる」one visaが実現したい世界観

2017年より、ビザの申請・管理の法人向けサービス「one visa」を運営している株式会社one visaは、2019年6月11日に総額で約4.5億円の資金を調達しました。

one visaは、外国籍社員のビザ申請や更新タイミングの管理、従業員からの問い合わせ対応まで、ワンストップで対応できるサービスで、外国籍社員のビザ申請にかかる工数を大幅に削減したり、コストも大幅に削減することができます。

今回資金調達をしたこのタイミングで、株式会社one visaがこの先どのような未来を創っていきたいのか、代表 岡村アルベルトがお話します。

『国境を無くす』one visaの構想

one visaは現在ビザの申請や管理などの機能がメインになりますが、最終的に実現したい世界観は『全世界共通の与信を作る』ということです。

具体的に説明をすると、one visaにアクセスして自分の情報を登録したら、自分が移住できる国の一覧が表示されたり、年収や休暇の多さなどでソートをかけることができて、自分が人生においてプライオリティが高いものを基準として、その要件を叶える国を提案をしたり移住を容易に行うことができるサービスにしたいと思っています。

しかし、これを実現するためには大きな問題があります。

それは「グローバルスタンダードの与信がない」ということです。

そもそもビザは「国境を超えて入ってくる人々を管理・制限する目的で設けられているシステム」なので、本来であれば観光旅行をする際にも必要になってくるものです。

ですが日本は国の与信度も高く、パスポートがあればビザなしで多くの国に行くことができます。

その一方で、国としての信用度が低く評価されていると、ビザ免除国のランキングで下位に位置する傾向があり、パスポートだけではなくそれ以外の書類を複数用意しないといけなくなります。

もし「グローバルスタンダードの与信」をone visaで作ることができたら、各国ごとに異なる与信に依存することなく個人の与信次第で移住が容易になると考えています。

個人の信用度で各国を移動する世界をつくる

「グローバルスタンダードの与信」を作ることができたら、one visaに登録しているデータで登録者をスコアリングして、その人の信用度で海外に移動できるようにしていきたいです。

あとは、移住してからの生活も今よりも容易にできたらと考えています。

例えば0〜100点のスコアがあるとしたら、「40点以上の人は家を借りることができます」「60点以上の人は銀行口座を作れます」「70点以上の方はクレジットカードを作れます」といった感じです。

現在は国ごとに差がつけられていますが、これを個人に対して行えたらと考えているんです。

この考えを実現するために、one visaの考えに賛同してくれた企業を各国で集める必要があります。

これをワンビザ経済圏と呼んでいますが、この経済圏の中にいたら日本やアメリカ、イギリス、中国など、どの国に行っても銀行口座を容易に作れるようにしたいです。

実際にいざ自分が海外で働きたい、移住したいと思っていても、その方法を調べたり実際に行動するのってとても大変ですよね。

このハードルをone visaが引き下げることで、海外をもっと身近にすることができると考えています。

イメージとしては、EUのようなネットワークや組織、仕組みを民間で作っていきたいという感じです。

この構想は2、3年で実現するのではなく、もっと長期的なプロジェクトになりますが、one visaとしていつか実現しなくてはと考えています。

『選択肢を広げる』発展途上国に学校を設立

one visaのプラットフォームは先ほどお伝えした通りですが、他にやらないといけないことが発展途上国に住む人たちの『教育』です。

これはone visaとしてではなく、ぼく個人の考えているところになりますが、発展途上国が発展途上国のままでいる理由のひとつは、仕事の幅や可能性などの選択肢が見えていないというところだと考えています。

幼少期にペルーで暮らしていたんですが、そこで暮らしている人たちが認識している仕事の種類って、片手ないし両手で数えるくらいしかないんです。ですが、仕事ってもっとたくさんあるんだよという『選択肢の提示』を『教育』を通して行いたいんです。

one visa Education Centerは、来日してからの生活基盤にも繋がる「日本語の習得」を支援

その最初の一歩としてカンボジアの首都プノンペンに、外国籍の方からお金をもらわなくても維持できるビジネスモデルで運営されている『one visa Education Center』を開校しました。

この学校は、短期間でN4(日本語能力試験で「基本的な日本語を理解できるレベル」)の資格を取得して、日本の職場に入った後も出来るだけ日本語を話せる方々を育成することを目的としています。

このような学校を現地で運営している日本企業は他にもあって、その多くがベトナムに集中して設立されているんです。

多くの企業が入っている国に我々が学校を設立してしまうと、『教育』以外のことにリソースを割かないといけなくなってしまうので、自分たちの限りあるリソースの中で、『教育』だけに専念できる環境としてカンボジアを選びました。

『教育』をするうえでone visaがこだわっているのは、選択を押し付けてしまうようなことは行わなずに、情報の提供に徹するということです。

給与面だけを見るとカンボジアで働くよりも、日本に来て働いた方が3〜4倍はもらうことができますが、一方で使うお金も日本だと増えてしまいますし、仕送りなどをしたら手元に残るお金はそんなに多くないということになる可能性もあります。

もしカンボジアにそのまま暮らしていたら、仕事も週3〜4日くらいでお昼寝もできるというような環境で、それを幸せだと感じる人に「日本で働くと今よりも幸せになりますよ」というようなことはしたくないんです。

そういう生活環境や労働環境などを比較したうえで、「日本で生活したい」「アメリカで生活したい」と思うのは自由ですが、単純に年収が3倍になるという情報に飛びついてしまうようなことをさせたくない。

人が幸せだと感じる判断基準って人それぞれですし、その環境を失って初めて好きだったと気付くこともありますからね。

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