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「世の中の素晴らしいサービスが正しく成長できる世界を創る」元グローバル企業の最年少アジア統括マネージャーがスタートアップで目指す世界

<プロフィール>

ノバセル事業本部 グロースパートナー事業部 部長 小林 幸平さん

京都大学大学院医学研究科を卒業後、新卒でロレアルに入社。日本でプロダクトマーケティング、デジタル、eコマースを経験。その後、上海でアジア地域統括マーケティングを担当し、2021年2月にラクスルに参画。ノバセルにおけるグロースパートナー事業部 部長を務めている。

「駐在先の中国で感じたスタートアップの力と日本の変化スピードの遅さへの焦り」

― ラクスルに入社されるまでの経歴について教えてください。

京都大学大学院医学研究科を卒業したのち、新卒で日本ロレアル株式会社(以下、ロレアル)に入社しました。日本で4年ほどコンシューマープロダクトのマーケティング、デジタル・eコマースを経験した後、入社当初からの希望であった、アジア13カ国を統括(APAC HQ)するマーケティングマネージャーとして、最年少で就任しました。

ロレアルに入るまで、留学などの海外経験がなく、日本の外の世界への漠然とした憧れがあったので、学生時代から海外のエリートや世界トップレベルのビジネスパーソンと肩を並べて働きたいという目標を持っておりました。
APAC HQのある中国・上海に駐在し始めた最初の半年間は、世界のレベルとの差に愕然とし、それまでの人生で間違いなく一番つらい時期を過ごしました。ただ、その経験は自分自身に向き合うきっかけとなり、なんとか乗り越えたことでマーケティングの能力も、精神的にも大きく成長できた、かけがえないのないものになりました。

― 世界的な大企業のAPAC HQでご活躍をされていたとのことですが、どのようなきっかけでベンチャー、スタートアップ企業に関心を持たれたのでしょうか?

中国駐在時に、スタートアップがマーケットを変えているということを実感したことがきっかけです。当時、ロレアルの歴史のあるブランドを担当していました。同ブランドは100年以上続くブランドなのですが、この2~3年の間に台頭してきた中国のメイクブランドにシェアを抜かれるという経験をしたんです。

また、定性的な視点になりますが、駐在する7年前の中国と比べて、今の中国は全く別の国になっているような変化を感じました。経済的な成長もそうですが、社会基盤やプラットフォームそのものが変わっている。例えば、eコマースが主流になっていたり、キャッシュレスやシェアリングサービスが当たり前に利用されるようになっていたり。日本との変化のスピードの違いに驚きました。

これらの変化はもちろん国民性の違いや構造的要因もありますが、一番決定的な差はスタートアップの力です。新しいアイデアやサービスが生まれ、それが仕組みや業界を変革し、人々の生活を変えていると気付きました。いまや多くのグローバル企業において中国は最重要市場になりつつある一方で、相対的に日本の存在感が弱まってきている側面もあります。

私は新卒から外資系の企業で働いており、そこから海外にも行っていたので、「日本のために働く」という思考が正直弱かったのですが、これらの中国での経験を通して、自分も日本の在り方や仕組みを変えるような仕事がしたいと強く思うようになりました。

そしてその原動力は間違いなくスタートアップであり、ここでチャレンジしないと死ぬときに絶対後悔するなと感じ、スタートアップに飛び込む覚悟を決めました。

「仕組みを作る側に回り、マーケティングを胸を張れる仕事にしたい」

― ラクスル(ノバセル)への転職の決め手は何だったのでしょうか?

転職は「マーケティング」を軸に、様々なスタートアップやベンチャー企業とコミュニケーションを取っていきました。ただ、「マーケティング」という言葉は人によって定義が曖昧であり、トレンドによって新たな言葉が生まれるような世界でもあります。そうした曖昧になっていく世界の中で、レベルも視座もそれぞれ異なります。いまのマーケティング業界では胸を張って「マーケティングをやっています」と言えないと自分自身が感じていました。

1マーケターとしてそうした課題感を持つ中で、『マーケティングの民主化』を掲げ、「本気で業界を変えようとしているな」と感じたのがラクスル(ノバセル)でした。

入社前に田部(ラクスル取締役CMO 兼 ノバセル事業本部長)と1on1をする機会があったのですが、そこで「このまま1マーケターのままでいるのか、はたまたラクスル(ノバセル)にきて、その先にある経営のステージにあがるのか」という示唆をもらいました。

私自身も、当時のマーケティングキャリアの先に何があるのかもやもやしていたところだったので、その答えと道筋を田部に提示してもらい、ラクスル(ノバセル)への転職を決めました。

ロレアルは世界的な企業なので多角的な視座や専門性を高めるという意味では非常に良い環境ですが、こうした大企業で経営者を目指そうとすると、時間軸が長いこと、そして出来上がった仕組みの上ではなく、自分自身が仕組みを作る側に回りたいと感じました。そういった環境をいち早く目指すにはラクスル(ノバセル)が最適だと思い、転職の決め手となりました。

― ラクスル(ノバセル)に入社して、まず取り組んだ仕事はなんですか?

エージェンシー事業(現:グロースパートナー事業)のマネージャーとして着任しました。そこでは、クライアント向けのマーケティング戦略立案の担当からはじめました。

また、このタイミングでエージェンシー事業という名前をグロースパートナー事業へと変更することを決めました。私たちは広告代理店ではなく、あくまでクライアントのマーケティングに向き合って一緒に伴走することで、事業を成長させたいという明確な意思があるからです。ここには、「世の中の素晴らしいサービスが正しく成長できる世界を創る」という強い想いがあります。

そして、私が個人としてマーケティング戦略策定をプレイヤーとしてやり続ける形では、今後の事業にとって拡張性はないと気づきました。そのため、自分がまずはプレイヤーとして学びつつも、その拡張性をどう持たせていくかを念頭に取り組んできました。そのために戦略フレーム作成や人材育成という観点を重視しています。

― 拡張性を持たせるという考え方が印象的です。具体的にどういったことをされているのですか?

人材の採用と育成に注力しています。入社当時から4倍ほど人員を増やし、私自身が経験してきたことや持っている知識をもとに育成を行い、拡張性を作るということを行っています。

ロレアル在籍時代にもマーケティングの社内向け講師を担ったことはあるのですが、ゼロベースで人を採用し育成するという経験は初めてでした。どういった人材を採用すべきなのか、素質を見極めるにはどうしたらいいのかを真剣に考える機会となり、私自身が成長する機会にもなりました。

「いかにシンプルな構造を見抜けるか」

― 小林さんが働く上で大切にしているポリシーのようなものはありますか?

働く上で意識していることは2つあります。「自分と自分に関わる人にとって仕事が楽しいこと」と「いかにシンプルな構造を見抜けるか」です。

「自分と自分に関わる人にとって仕事が楽しいこと」というのは、決して仕事がラクであるということではなく、むしろ何かを成し遂げるときはきついことばかりです。ただ、その中でも組織や顧客が同じビジネスゴールに向かって努力し、そして成し遂げることは絶対に楽しい。仕事を楽しむというと嫌悪感を示す方もいますが、少なくとも私は自分に関わる人達を幸せにしたいし、小林と仕事するのって楽しいよね、と言ってもらえることを目指しています。

「いかにシンプルな構造を見抜けるか」というのは、特にマーケティングにおいて重要です。世の中、難しく考えすぎていることが多すぎる。

勿論膨大なデータを元にした定量的な判断も必要ですが、答えは常に顧客にあります。そこには必ずシンプルだけどハッとする新しい気づきがあって、それを見つけて売れる仕組みを作るのが我々の仕事です。

難しく考えずにシンプルに構造を見抜くことで、再現性のある仕事ができるようになります。また、属人化しないことで組織に拡張性を作っていくこともできます。

― 小林さんが今後ラクスル(ノバセル)で挑戦したいことはありますか?

ノバセルは「マーケティングの民主化」というビジョンを持っていますが、これを私は「マーケティングを胸を張れる仕事に」という自分なりの言葉で解釈しています。近年、マーケティングという概念は日本でも浸透してきたと感じますが、まだまだその戦略だったり、メディアの可視化だったり、不透明な領域が多いのが現状です。これらの課題をノバセルが一つずつ解決していくことで、これから日本、ひいては世界を変えるスタートアップ達が自信を持ってマーケティングという武器を使いこなせる、そんな世界にしたい、というのが私の実現したいことです。

その足がかりとしてまずは、ミッションに掲げている「運用型テレビCM市場の創造」を引き続き実行し、1社でも多くの企業が正しいマスケーティングができる支援をすること。

また組織においては、マーケティング人材をもっと増やしていきたいし、そういったメンバーがどこよりも成長できる環境を作りあげること。そこからさらに経営に参画するようなタレントが生まれれば良いと考えています。

非常に難しいことですが、必ず成し遂げられると思います。

― 最後に、ラクスル(ノバセル)で働く上でどういった人と働いていきたいですか?

これまでの経験を通して、マーケティングにおける強い課題感を持ち、マーケットの構造を本気で変えたいと考えている方がいれば是非一度お話したいです。

テレビCMは1.6兆円の市場規模と言われていますが、私達はそこだけを見ていません。マーケティングの戦略の在り方を変え、マーケティングそのものの在り方を変えていくというのは市場規模だけでは計れないものです。結果として、世の中の構造を変えるということにも繋がっていきます。そこに対して、真正面からやりきれる人と働きたいですね。

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